ミネラルウォーターなんていままで一度も買ったことはない。

おカネを払ってまで水を飲もうとは思わないし、そもそもおいしいとも思えなかった。

でも、これだけはやみつきになりそう。
“HIGHLAND SPRING”。

スコットランドの湧き水である。
いわく、「イギリス・スコッチウイスキーの本場ブラックフォード村のオーキル丘で何層もの赤い砂岩と玄武岩からなり、ヒースの生い茂る斜面をジックリと時間をかけて流れ落ちる雨水を自然に濾過されたミネラルウォーター」だとか。

これでボウモアの12年モノを水割りにしてみたところ、口当たりがまろやかになって、天にも昇るような心地である。あるいは、甘露とはこのような風味かもしれない、と思わせるような…。

ちなみに、水だけで飲んでみると、あまりピンとこない。これだったら、八王子の山奥の恩方の湧き水のほうがおいしい。

スコッチにはスコットランドの水が合うというが、いろいろな意味でウソではなかったようだ。

ひとりで酒を飲むことはあまりないし、仕事中に酒のことを思い浮かべることもあまりないのだけれども、きょうは口のなかにこの水割りの味がよみがえってきて仕方なかった。

おかげできょうも、さっき風呂上がりに水割りを飲みはじめてあっという間に3杯めだ。

こんな水割りのハナシを延々とつづっても伝わらないとおもうので、せめてポスターの写真からシズル感だけでも味わってくださいませ。おやすみなさい。