パナソニックの水素水整水器の水素濃度はどれくらい?
パナソニックから発売されている「還元水素水整水器」。家電のトップブランドが発売する水素水整水器だけに多くの健康マニアの方の注目を集めているようですが、かんじんの水素濃度については記載がありません。果たしてその水素濃度はどれくらいなのでしょうか?
それもそのはず、活性水素の医療効果は現時点では研究中のため、パナソニックでは活性水素の効能についてはうたえません。そのため、水素濃度に関してはあくまで「目安」となり、ppmでの濃度については大きくアピールすることができないのです。
ホームページには水素濃度がきちんと書かれている
ですが、パナソニックのホームページの「よくある質問」にはちゃんと書かれています。
生成されたアルカリイオン水に含まれる水素量はどれくらいですか?|Panasonic
アルカリイオン整水器の機種や原水の水質、水温、流量、電気分解条件により大きく異なるため、明確な数値を回答することができませんが、当社の水道水での生成直後では、以下のような値になることを確認してますので、ご参考にしてください。
●アルカリ強、強1、強2(pH10~10.5):0.3~1.3mg/L
●アルカリ3(pH9.5):0.1~0.5mg/L
●アルカリ2(pH9.0):0.05~0.2mg/L
●アルカリ1(pH8.5):0.02~0.1mg/L
水素濃度でよく使われる単位はppmですが、mg/Lはそのままppmに置き換えられるので、以下のような水素濃度になります。
●アルカリ強、強1、強2(pH10~10.5):0.3~1.3ppm ※ただし飲めない
●アルカリ3(pH9.5):0.1~0.5ppm ←胃腸にいい水として。ふだんの飲用に
●アルカリ2(pH9.0):0.05~0.2ppm ←アルカリ1で飲み慣れてきたら
●アルカリ1(pH8.5):0.02~0.1ppm ←還元水素水をはじめて飲む方に
パナソニックでは、あまり強くないアルカリ性の水から飲みはじめて、だんだんpH値を上げていくことをおすすめしています。
なので、飲みはじめのときの水素濃度は0.02~0.1ppm。けっこう薄いです。
飲み慣れてきたときの水素濃度は0.05~0.2ppm。まだまだ薄いです。
さらに飲み慣れてきたら、水素濃度は0.1~0.5ppm。市販のパウチ入り水素水の濃度は1.2〜1.6ppmなので、これでもマイルドですね。
「水素水サーバー」と「還元水素水生成器」の違いを理解しよう
パナソニックや日本トリムなどが発売している還元水素水生成器は、水に水素を溶けこませる機能だけではなく、
1.浄水機能
2.水をアルカリ性にする機能
この2つの機能も重要です。水をアルカリ性にするためには、水を電気分解する必要があります。
一部の水素水ウォーターサーバーで使われているような「気体過飽和方式」を取り入れれば水素濃度を上げることはできますが、気体過飽和方式だと飲料水に直接電気を通すことがないので、アルカリイオン水を生成することができなくなってしまうのです。
水素濃度にこだわるなら、水素水ウォーターサーバーを。
水素を含んだアルカリイオン水が飲みたいときは、還元水素水生成器を。
「還元水素水生成器」と「水素水ウォーターサーバー」のそれぞれの役割の違いを理解して、かしこく選びたいものですね。